戦わないディベートとは

戦わないディベートとは?

こんにちは。「戦わないディベート」を提唱しております、株式会社ソフィアネットワークスの岩﨑義久と申します。

私は、大学時に英語ディベートに四年間集中的に従事し、様々な大会にも出場し、全国でチャンピオンディベーターになったことがあります。

またその後25年以上にわたり、国際的なビジネスの場に身を置き、
アメリカ、イスラエル、ドイツ、フィンランド、インド、中国、韓国、シンガポール、イギリス、フランス、スペインなど
30か国以上の方々と仕事をしてきました。

最もタフな交渉をやることで有名なユダヤ系の方々とも、今現在、普通に仕事をしています。

また大きな実績としては、世界初のGPSベースの民生用のカーナビゲーションを日本とアメリカの会社で共同開発した際の、
アメリカの会社の日本側の担当営業でした。

元々は九州長崎の離島の出身で、国際舞台とはかなりかけ離れた環境で育ちました。

なぜそんな田舎の出身の私が、25年間も厳しい国際ビジネス界で活躍できるのでしょうか?

それは、このディベートを身に着けたからに他ならないと思っています。

「ディベートの本当の意味とは?」

ディベートと聞いて、あなたはどのようにお感じになりますでしょうか?

「討論」、「ああいえばこういう」、「人の意見を否定する」、「日本には当てはまらないよ」、「うざい」、
「できればかかわり合いたくない」

等でしょうか?

これらは、多くの場合、誤解です。

「ディベートの本当の定義」

ディベートが最も盛んで、教育、ビジネスなどでディベート的発想を使っている国の代表格であるアメリカでは、

ディベートは、The most effective decision making process

「最も優れた意思決定手段」と言われています。

その意思決定を、ある命題の元で、(自分の趣味趣向、こだわりなどと関係なく)便宜上、肯定側と否定側に分かれ、
事実に基づいて、徹底的に議論を戦わせて、「最適解」を導き出す、という手法がディベートなのです。

絶対解ではない、というのがポイントです。

なぜなら、条件、文化、人、時期によって、解は
異なってくるので、相対的な最適解を導き出すことが望まれるからです。

よって、議論の相手は、最適解を導き出すパートナーであって敵ではないし、相手の議論を、疑ったり、否定したりすることは、
一緒に最適解にいたるための、「望ましい」状況なのです。

「ディベートの重要なポイント」

ここで、ディベートを単なる言い争いや、討論、などにしないために、重要なポイントがあります。

それは、
「人格と意見はイコールではない」

ということです。

相手がどんなに間違っていようと、
どんなにデータが適切なものでなかろうと、
その意見と、その人の人格は、分けて考えるべきなのです。

逆に相手があなたのことを、どんなに否定してこようが、
それはあなたを否定しているのではなく、
あなたの「意見」を否定しているのです。

しかも、最適解にたどり着いてもらうために、です。

よって否定するのも、されるのも、疑うのも、疑われるのも、ディベートでは、

とみなされます。

「注意の固定が問題です」

ではなぜ、相手の意見を否定してまで、自分の意見を否定されてまで、わざわざディベートをやる必要があるのでしょうか?

それは、私も含めて、我々人間は、1つの側面からしか、モノゴトを見ないというくせがあるからです。

しかも、趣味や嗜好、こだわり、偏見、など、冷静に分析・吟味した結果とは言えない理由で、我々は判断を下したがります。

例えば、仕事=大変と見ている人は、
やはり仕事が大変に思えるような思考の選択をしてしまうし、

この製品は売れる!と見ている人は、
マーケットリサーチも不十分なまま、大きな投資をしてしまうこともあるかと思います。

それは、ある意味非常に危険なことで、実際は別の側面があるのに、
それを見ないまま、大きな決断を下し、大きな損失や、失敗にいたることも往々にしてあるわけです。

これを避けて、モノゴトをできるだけ、
「多面的視点」
で見て、できるだけ、最も適している解答を持って、意思決定をしていこう、というのが、ディベートの本質なのです。

アメリカなどディベート先進国では、このディベート発想を使い、
商品開発、市場投入の是非、人材、営業・マーケティング、会社の経営、個人の進路選択に関して、結婚に関してなど、
ありとあらゆる場面でディベート発想を最大限に使っています。

「戦わないディベート」では、この、

「人格≠意見」、「多面的視点の習得」、「事実に基づいて分析する」

などの非常に有益な思考方法、表現方法を強制的に身に着けていただくようなエクササイズを多数、用意しており、

ビジネスマン、経営者の方々が、最適な意思決定をする、お手伝いをしております。

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